静岡県》西伊豆・戸田温泉
■海のほてる いさば
(ウミノホテル イサバ)
Umi_no_Hotel ISABA
〒410-3402
静岡県沼津市戸田美浜海岸3878-20
TEL:0558-94-3048
▼貸切風呂の数DATA
貸切露天風呂:4
貸切の内風呂:0
部屋付き露天風呂:1
部屋付き豪華内風呂:19

▼貸切風呂ココがPOINT!

この宿に4つ備わった貸切露天風呂は、バックに富士山、目の前に駿河湾という素晴らしい景色を眺めることができる。
晴れた日の夕刻には、海に沈む夕日を眺めながら、湯浴みする・・・といった贅沢な時間が過ごせるだろう。
宿泊予約時かチェックイン時に、日没時間をチェックして、予約を入れると良いだろう。
戸田の天然温泉を、プライベートで満喫いただきたい。

4ヶ所の貸切露天風呂、料金は以下の通り。
岩盤浴付き貸切露天風呂「富士のゆき」・・・2名様4,200円(1時間)
貸切露天風呂「夕日のかがやき」・・・1グループ2,000円(45分)
貸切露天風呂「波のしらべ」・・・1グループ1,500円(45分)
貸切露天風呂「汐のかおり」・・・1グループ1,500円(45分)
ただし、貸切露天風呂付きのプランもあるので、詳しくは公式HPをご覧いただきたい。
利用時間は、15:00〜23:00と、翌朝7:00〜8:00。

この宿の貸切露天風呂は、6階に備わる。
重厚な扉が、その入口になっている。
歴史を感じさせるこの扉、意外にも自動扉になっているが、実は新潟の古民家から移築した蔵戸を再利用したものだという。
扉の先もどこか懐かしい雰囲気が漂っている。

それでは、それぞれの貸切露天風呂をご紹介しよう。
まずは、岩盤浴付きの豪華な貸切風呂が、「富士のゆき」。
枠に檜を配した石の浴槽が備わり、大人3人でも一緒に入れるぐらいの広さがある。
魚の形をした湯口が可愛らしい。

完全室内の内風呂だが、窓が大きくとられ、並みの露天風呂以上の開放的な造り。
天気が良ければ、正面に富士山の絶景が広がっている。
また、夜景を見ながらの湯浴みもまた違った良さが感じられるだろう。
岩盤浴も併設しているので、思わず長居してしまいたくなる。

続いて、一番人気の貸切露天風呂が、「夕日のかがやき」。
角部屋で最も広く、大人6人ぐらいまで、ゆったりと湯浴みできそうなゆとりがある。
やはり内風呂の造りながら、大きな2面の窓から180度景色を見渡すことができる。
夕日や夕焼け、対岸の夜景、朝の富士山など、様々な表情が楽しめるだろう。
夜は、照明が落されて、しっとりとしさ静けさに包まれる。
脱衣所など、全体的に蔵の中のような設えで、宿の強いこだわりが詰まった貸切風呂と言えるだろう。

次に、貸切露天風呂「波のしらべ」をご紹介しよう。
石の質感を活かした砂利の洗い出しの浴槽が備わっている。それほど広くはないが、ユーモアのある造り。
雄大な駿河湾と対面しながら、ゆっくりと湯と戯れていただきたい。

残り1つの貸切露天風呂が、「汐のかほり」。
丸い陶器の浴槽が備わり、美しい富士や、水平線に消えていく夕日を眺めながら湯浴みが楽しめる。

以上が、4ヶ所ある貸切露天風呂。
全て絶景オーシャンビューで、贅沢な時間がご堪能いただけるだろう。
全て内風呂になっているので、天候に関係なく湯浴みができるのも嬉しい。
貸切露天風呂の入口付近には、ちょっとした湯上り処が備わっていた。

この宿の客室34あるうち、露天風呂付きや半露天の展望風呂付きの客室が、20室備わっている。
内訳は、1階・すぺしゃるふろあー「あかねの詩(うた)」に10室、2階・みずいらずの間「静の海」に10室となっている。
好きな時間に好きなだけ湯浴みが出来る点が最大の魅力。
しかも、どの客室のお風呂もオーシャンビューなので、時間の経過で表情を変える絶景を楽しめる。
もちろん全て天然の温泉を使用している。

20室のうち、最もグレードの高いのが、1階の特別室「112号室/うみはひろいな」と、2階の特別室「212号室/三日月」。
まず、「112号室/うみはひろいな」は、駿河湾と対面するテラスに、客室露天風呂を備えている。
小ぢんまりとした陶器風呂ながら、湯に浸かりながらの景色は素晴らしい。
しかもこの客室には、内風呂も装備している。
広々とした石造りの湯舟で、天候によってはこちらをご利用いただきたい。

次に、2階の特別室「212号室/三日月」について解説しよう。
こちらは、半露天の展望風呂タイプで、砂利洗い出しの浴槽が備わっている。
しかし、目の前の窓を開ければ潮風を感じることができるほど、開放感はある。

続いてのグレードは、1階・すぺしゃるふろあー「あかねの詩」に備わる残り9室。
造りはほぼ共通で、半露天のタイル風呂が備わっている。
大人2人であれば余裕のある設え。
すぐ目の前にテラスがあり、こちらで海を眺めながら、夕涼みするのもいいだろう。

続いて、2階・みずいらずの間「静の海」の9室。
こちらも9室がほぼ共通した造りの半露天風呂。
はめ殺しの窓があるため、1階「あかねの詩」よりも眺望は開けていないが、砂利洗い出しの浴槽は雰囲気がある。
ゆっくり温泉を味わいたい方は、こちらにお泊りいただくといいだろう。

温泉は、戸田の源泉(壱の湯)をタンクローリーで運んでいる。
泉質は、「ナトリウム・カルシウム−硫酸塩泉」だ。
貸切露天風呂や1階「あかねの詩」の客室風呂は循環、2階「静の海」の客室露天風呂は、加水・加温によって温度調節はされているが、源泉掛け流しとなっている。
温泉にこだわる方は2階「静の海」を、景色や開放感にこだわるなら1階「あかねの詩」を予約されるといいだろう。


▼画像集
貸切&客室露天風呂
施設&大浴場
客室
料理
お土産&その他

▼宿泊情報
【IN】15:00(プランによって14:00)
【OUT】10:00(プランによって10:30、追加料金で延長も可能)
【通常料金】
\12,600〜(休前日+\3,150)
【カード使用】
【夕食】海鮮和会席
【朝食】和定食
【部屋食】夕食は部屋食
朝食は1階「あかねの詩」10室と2階の特別室「212号室/三日月」のみ部屋食

▼貸切風呂情報
【貸切料金】
宿泊の場合岩盤浴付き「富士のゆき」・・・2名様¥4,200(1時間)
「夕日のかがやき」・・・1グループ2,000円(45分)
「波のしらべ」「汐のかおり」・・・1グループ1,500円(45分)
【利用時間】
15:00〜23:00、翌朝7:00〜8:00。
【貸切風呂の予約方法】
チェックイン時

▼施設情報
【部屋数】
和29室、洋1室(140名)
【駐車場】
50台
【施設】
宴会場・ラウンジ・売店

▼泉質・効能
【泉質】
ナトリウム・カルシウム−硫酸塩泉 (アルカリ性 低張性 高温泉)
旧泉質名:含石膏−芒硝泉 
【源泉の温度】
52.1℃
【湧出量】
-
【源泉の湧出状況】
タンクローリーで運ぶ源泉(戸田壱の湯温泉)
【加水/循環ろ過】
2F静の海にある客室展望風呂:源泉かけ流し(加水あり)
その他の温泉は全て循環ろ過して使用
【加温】
あり
【消毒】
あり(静岡県公衆浴場条件例を満たす塩素系薬剤を使用)
【浴槽の掃除の回数】
男女別大浴場は1週間に1回
その他のお風呂は1日1回
【入浴剤】
未使用
【効能】
動脈硬化症・慢性皮膚病・切り傷・やけどの他に一般的な適応症(神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消化器病、痔疾、冷え性、病後回復期、疲労回復、健康増進)
【湯の色】
無色
【飲用】
不可
【飲用の効能】
-
【におい/味】
なし

▼日帰り貸切情報
【料金】
-
【利用時間】
-
【食事付きプラン】
なし

▼こだわり情報
【近くのコンビニ】
車で5分(22時まで)
【携帯アンテナ】
ドコモ(MOVA):2本
ドコモ(FOMA):3本
ソフトバンク:圏外
au:2本〜圏外
【冷蔵庫】
スイッチ付き自動計算(持ち込みのドリンクを入れるスペース多少あり)
【その他情報】
シャンプー:△
コンディショナー:△
リンスinシャンプー:◎
洗浄器付きトイレ:◎

▼CHECK!
静岡県沼津市は、県東部、伊豆半島の付け根に位置する。
駿河湾を囲うように南北に長く広がる市で、静岡有数の漁業エリアだ。
およそ1400年前、現在の沼津市南部は、北海道の原住民・アイヌ人が移住して治めていたという。
周辺の呼び名は、安良里(あらり)、土肥(とい)、そして戸田(へた)といった、特殊な読み方をする地名が多い。
戸田は、元は部田と書かれており、港に住む人々を意味した。
現在もこの地は戸田港や御浜崎のビーチがあり、海と共生して暮らすという人々の姿勢は変わっていないように見える。

戸田港は、三方を険しい山々に囲まれた小さな漁港だが、県内有数の水揚げ量を誇っているという。
北には沼津港があり、西は海の駿河湾、東は修善寺・天城湯ヶ島、南は土肥と、温泉地と漁港に囲まれたエリアだ。
ちなみに、駿河湾と戸田港を隔てるこの湾は、御浜岬と呼ばれている。

1500年ほど前に、安康天皇に献上されたと伝わっている戸田塩も、この地で細々と作られている。
長い歴史と伝統に育まれた天然製法の塩は、是非お土産でご購入いただきたい。

戸田温泉は、1986年(昭和61年)に湧き出た比較的新興の温泉地。
旧戸田村は交通の便が悪く、温泉もなかったので、観光振興に願いをかけて温泉掘削に踏みきり、見事温泉を掘り当てたという。
現在、主に戸田湾のある御浜岬に15軒ほどの宿があるが、海沿いの崖の近くにも数軒の宿が佇む。
「海のほてる いさば」もその一つだ。
富士山の眺望に関しては、このエリアで間違いなくトップを争うだろう。

この宿の創業は、1971年(昭和46年)。創業者は、現社長(二代目)の実父である。
もともとはこの地で魚屋を経営しており、一念発起して宿を創業。
この時は温泉旅館の多い戸田港の近くにあり、「ホテルいさば」という宿名だったという。

1985年(昭和60年)、現在宿のあるところに引越し、屋号も「ニューいさば」となった。
バブル経済崩壊後の1999年(平成11年)、周りで苦戦する旅館が多い中、いち早く露天風呂付き客室を10室誕生させる(1階・あかねの詩)。
ロケーションの良さもあり、西伊豆でも有数の人気宿となった。
この頃、屋号も現在の「海のほてる いさば」と改称した。

2003年には「日本の夕陽の宿・百選」に認定される。
間違いなくこの宿は、日本有数の"夕日の美しい温泉宿"と言えるだろう。
2005年には、2階の10室も露天風呂付き客室にリニューアル(静の間)。
温泉を使用した露天風呂付き客室が20室もある宿は、西伊豆ではなかなかないだろう。

この宿の未来を担うのが、三代目にあたる川合裕介さん(専務取締役)。
中学生までバレーボールに精を出し、野球経験者でもある専務の川合さんは、大学にアメリカンフットボールのスポーツ推薦で入ったほどのスポーツマン。
身長189cmの大きなカラダで、やさしい笑顔が印象的な人だ。

東京の大学を卒業し、観光系専門学校を出た後の2004年ごろ宿に戻り、それからほぼ毎日フロントにたって陣頭指揮している。
2008年に地元・沼津出身の女性と結婚し、2人の子宝にも恵まれている。

川合専務は、インターネットなど広報全般も担当。
公式HPの宿泊プランを見ると、他の予約サイトの宿泊料金よりも、1人分の料金を1,000〜2,000円程度、リーズナブルに提供している。
間違いなく、公式HPから直接予約をしておいた方がお得だ。
おススメの宿泊プランをいくつかご紹介しよう。
大事な記念日などに、のんびり滞在したい方に最適なのが、「期間&組数限定 あかねの詩☆☆☆セレブなわがままプラン」。
夕食は、あわびの踊焼き、伊勢海老のお造り、厳選されたお刺身と全部で14品の、豪華「あかねの詩会席」。
和食に合うスパークリングワインもサービス。
さらに、戸田名産の高足がにをお1人様足1本、もしくは地酒の特典も付いてくる。
チェックインは通常15:00のところ14:00に、チェックアウトは10:00のところ10:30となる。
至れり尽くせりのセレブなプランだ。

根強い人気を誇っているのが、「いい旅夢気分放送プラン 高足ガニと伊勢海老またはあわび付き駿河の宴DX」。
こちらテレビ東京系列「いい旅夢気分」で放送された記念に作られたプランだが、文字通り、高足ガニや伊勢海老またはあわびを堪能する贅沢なプラン。
それでいて、料金はスタンダードプランより1人2,000円高い程度。
お得感はかなり強く、一番人気の宿泊プランとなっている。

「いい旅夢気分」が放送されたのは、2005年11月。
この時は、タレントの加藤茶さん、橋本志穂さん、さとう珠緒さんが来館した。
芸能人がお忍びで来ることも多いという。
個性派俳優のNさんは、夫人とともに年に4〜5回も来館するヘビーユーザーだ。
余談だが、川合専務は女優の戸田恵梨香ファン。是非取材に来ていただきたいとのこと。

この宿は、34室中20室が露天風呂付きの客室でありながら、お2人様専用というわけではなく、幅広い客層になっている。
自身も小さなお子さんのいる川合専務は、子ども連れのファミリーにやさしいサービスも積極的に実施している。
夏休みは、特に元気な子どもが館内に溢れるという。
周囲の森では、カブトムシやクワガタも捕れるので、虫かごを持参すればプレゼントもしてくれるという。

「いさば」から御浜海水浴場までは、歩いて5分。水着で行き来ができるので悠々と遊びに行ける。
海上花火大会は、宿から目の前で眺められる。
前述のように春・夏のナイトバスツアーは、子どもの好奇心を駆り立ててくれる。
年間通じての催しとしては、毎週土と祝祭日に、絶景の夕日を間近に見るサンセットクルージングも是非体験したい。
もちろんこれらのサービスは、子どもだけでなく、カップルやご夫婦にとっても、大切な思い出が作れるだろう。

夕食は、基本的に部屋食。
宿のスタッフの方と接する機会は多いだろう。
ベテランの仲居さんはみな気さくで、空気を読んだつかず離れずの接客をしてくれるはずだ。

西伊豆エリアは、はっきり言って今でも交通の便が悪い。
電車が通っていないので、周囲に駅はない。
三島から出る箱根伊豆鉄道駿豆線は、修善寺が終電で、そこからタクシーで40分、バスだと50分もかかってしまう。
しかし、その分こちらには、手付かずの自然や、いつまでも変わらぬ港町の景色が残っている。
駿河湾では、月に1度くらいはイルカの姿を見ることもできる。
宿の前の森には、野生の鹿が住み着いており、月に2〜3回は宿泊客を驚かせるのだという。

ただし、クルマであれば首都圏からのアクセスもいい。
東名高速道路の沼津ICより70分程度。
こんな近距離にありながら、絶景の夕日だけでなく雄大な富士山を眺められるお宿はそう多くはないだろう。
その景色に魅了された宿泊客がリピーターとして訪れることも多いと聞く。個人的には、大切な人と訪れる際に最適なお宿だと思った。

もともと、"いさば"は"五十集"と書き、戸田では魚を意味する言葉として用いられていた。
「いさばや」というと、魚を扱う商人の事だ。
先祖が回船問屋をしていたことから、代々この屋号が受け継がれている
海や自然と共生し、富士山を拝みながら、この宿の人はこの地で生活を代々してきたのだろう。
この素晴らしい環境に感謝しながら、碧い海に心を開放して、大切な休日をお過ごしいただきたい。(Jin/IZ)

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