湯さか荘 神奈川県》箱根・湯本温泉
■湯さか荘
(ユサカソウ)
YUSAKASOU
〒250-0312
神奈川県足柄下郡箱根町湯本茶屋35
TEL:0460-85-5755
▼貸切風呂の数DATA
貸切露天風呂:0
貸切の内風呂:1
部屋付き露天風呂:3
部屋付き豪華内風呂:0

▼貸切風呂ココがPOINT!
平成20年のリニューアルで誕生したのが貸切風呂「早雲の湯」。
こちらの風呂は平成18年から婦人風呂として使われていたもの。現在は時間によって併用するシステムになった。
浴場スペースは広々としており、かつ清潔感のある設えになっている。湯舟には手すりが装備されていた。
窓を開ければ半露天の趣きで、坪庭をぼんやり眺めながらゆったりと温泉を満喫できる。
しかもこちらの温泉は自家源泉を100%かけ流しにしている。贅沢にかけ流しの湯を独占できる貸切風呂なのだ。
貸切風呂となる時間は15:00〜24:10。30分間無料で利用できるので、是非ともチェックイン時の予約をオススメする。

また平成20年のリニューアルに伴い、露天風呂付きの特別室が誕生した。それが「双子」「明神」「金時」の全3室だ。
「双子」と「明神」の客室露天風呂はほぼ共通の造り。伊豆石や御影石を使用した露天風呂は開放感が抜群。
目隠しのため眺望はそれほどではないが、露天の醍醐味を存分に満喫できるだろう。
全体的にモダンな造りの浴場になっており、おしゃれなテーブルやチェアがテラスに備わっているのもポイントが高い。
「金時」は石張りの坪庭付き半露天風呂が備わっている。半分架かった屋根からは日の光が差し込み、気持ちのいい湯浴みができるだろう。

3室の露天風呂は全て自家源泉の「アルカリ性単純温泉」を使用。洗い場のある檜の内風呂は温泉ではないが、天候によってはこちらでも入浴できるのがありがたい。

▼画像集
貸切&客室露天風呂1
貸切&客室露天風呂2
施設&大浴場1
施設&大浴場2
客室
料理
お土産&その他

▼宿泊情報
【IN】15:00
【OUT】10:00
【通常料金】
\13,650〜(休前日+\3,150)
【カード使用】不可
【夕食】京風和食膳 
【朝食】和食膳
【部屋食】夕朝

▼貸切風呂情報
【貸切料金】
宿泊の場合30分無料
【利用時間】
15:00〜24:10
【貸切風呂の予約方法】
チェックイン時

▼施設情報
【部屋数】
和14室 (露天風呂付き特別室3室/バストイレ付き3室/トイレ付き4室/バストイレなし4室)(50名)
【駐車場】
15台
【施設】
宴会場・カラオケ・ラウンジ

▼泉質・効能
【泉質】
アルカリ性単純温泉
【源泉の温度】
45.5℃
【湧出量】
60リットル/分
【源泉の湧出状況】
自家源泉で動力泉(ボーリングによってくみ上げる源泉)
【加水/循環ろ過】
男女別大浴場、露天風呂、客室風呂…源泉かけ流し+循環を併用
貸切風呂「早雲の湯」、婦人風呂…源泉100%かけ流し
【加温】
加温あり(男女別大浴場、露天風呂、客室風呂のみ)
【消毒】
消毒あり(男女別大浴場、露天風呂、客室風呂のみ塩素消毒)
【浴槽の掃除の回数】
貸切風呂「早雲の湯」、客室風呂…1日1回
男女別大浴場、露天風呂…7日に1回
【入浴剤】
未使用
【効能】
神経痛、関節痛、冷え症、美肌効果、皮膚病など
【湯の色】
無色透明
【飲用】
不可
【飲用の効能】
-
【におい/味】
なし

▼日帰り貸切情報
【料金】
-
【利用時間】
-
【食事付きプラン】
要予約

▼こだわり情報
【近くのコンビニ】
徒歩5分
【携帯アンテナ】
ドコモ(MOVA):
ドコモ(FOMA):3本
ソフトバンク:3本
au:3本
【冷蔵庫】
利用した分だけ申告(持ち込みのドリンクを入れるスペースなし)
【その他情報】
シャンプー:×
リンス:×
リンスinシャンプー:◎
ウォッシュトイレ:△

▼CHECK!
“古き良き昭和の温泉宿”といった雰囲気が今も残る「湯さか荘」は昭和32年(1957年)に誕生した。
先代オーナーは元々「箱根木工」という会社で、子ども向けの玩具などを制作していたが、この地で温泉を掘り当てると、湯宿を始めることを決断する。
宿のオープンと同じ年に、期せずして「小田急特急ロマンスカー」が運行開始される。

こちらの初代ロマンスカーはテスト走行に於いて、当時、狭軌の鉄道では、世界最高速度(145km/h)を記録。
特別急行券は即日完売し、利用者からは「乗りたくても券が取れない」という苦情が、鉄道会社に寄せられたほど。
言わずもがな、箱根にどんどん観光客が集まるようになった。

当時わずか10室ほどの規模で営業をしていた「湯さか荘」も、そのアクセスのよさと自家源泉の湯が好評で、箱根の人気宿のひとつになった。
創業して10年後(昭和42年)には、新館を増築。露天風呂や婦人風呂、客室5室を増やした。
混浴露天風呂も話題となり、常連のお客も順調に獲得してきた。

その後平成14年に先代が亡くなり、妻である福住喜代美さんが女将兼代表取締役となる。
「湯さか荘」を愛するリピーターの方々やスタッフの生活のため、重圧を感じながら女手ひとつで宿を切り盛りしてきた。
しかし3年ほど月日が経つと、精神的にも肉体的にも疲れがたまり、一人で宿を経営することに限界を感じはじめてきた。
そんな時、喜代美さんにとってこれ以上ない助け船が入った。
それは息子である貴文さんが宿に戻ってきてくれたことだ。
地元の信用金庫で7年勤めていた貴文さんが“母さん、僕が宿を手伝うよ”と言ってくれた時、喜代美さんは涙が出るほど嬉しかったという。
その後は取締役となった貴文さんが、貸切風呂や露天風呂付きの客室など宿の改装に着手し、個人客に合わせた宿作りをしてきた。
今では6割以上が2人での宿泊になっているという。

旅館激戦区・箱根のこの地で生き残っていくため、「湯さか荘」は宿泊プランも公式HPで色々と用意している。ここでその一部を紹介したい。
温泉好きにオススメなのが「温泉三昧湯めぐりプラン」。
宿から徒歩5分の日帰り温泉施設「箱根の湯」も利用できるというもの。
浴衣で温泉街を散歩し、その帰りに「箱根の湯」で汗を流すのもいいだろう。

記念日など、大切な日に利用していただきたいのが、「露天風呂付き客室プラン」だ。
この宿で一番高級、そして一番新しい客室を利用できる。
開放感溢れる客室露天風呂の湯浴みは、清々しい箱根の風が届き、温泉に火照った肌に心地いい。

のんびりした時間がとれないという都会人にぴったりなプランもある。
それが「お気楽 朝食付プラン」。
当日の21時まで予約ができ、夕食なしだが温泉と朝食が満喫でき、一番安い客室なら1万円を切る非常にリーズナブルなプランになっている。
アクセス的にも都心から90分で来れるので、金曜日の会社帰りにふと思いついた方も充分に間に合う。
短い時間でも、温泉に浸かって休みたいとお考えの方は、ぜひ予約をオススメする。

箱根は日帰り利用も多いエリア。
そこで、この宿では平日に限り、夕食付きの日帰りプランも設定している。
14時チェックイン、20時チェックアウトだが、お風呂に入って美味しい夕食をいただいて帰る・・・というのも、アクセスのいい箱根ならではだ。

現在、宿のリピーター客は50歳以上の年配の方が多いとのことだが、無料の貸切風呂も備えており、最近では若い客層も増えてきているそうだ。
食事は夕食・朝食ともに部屋出しをしているので、小さい子ども連れの若いご夫婦客にも人気が高い。
同様に、露天風呂付き客室が完成したせいで、お忍びの宿泊客も受け入れる体勢にある。
若いカップルはリーズナブルな一般客室に泊まって、混浴露天風呂を一緒に楽しむのも面白い。

面白いのは、最近、若い女性同士のお客が目立ってきたという。
女性が喜ぶエステがあるわけでもないし、特に美容にいいとされる食事を用意しているわけでもないが、それはこの宿の雰囲気が若い女性を引き付けている。
昔ながらのレトロな佇まいは、癒しを求めるこの時代にはマッチしているように思える。

このように「湯さか荘」は、小さい宿でありながら、様々な年齢層に対応した門戸の広さが特長と言える。
この宿の柔軟な姿勢は、箱根湯本の旅館の中でも、絶妙なポジショニングを保っているようだ。
実際に取材で宿泊した際も、幅広い年齢層のお客に会うことができた。
これは江戸の昔から、東海道沿いにあった宿の様子にも見て取れる。

この宿のもうひとつの魅力は、やはりこの宿の名物と言っていい混浴露天風呂に代表されるような、昔ながらの温泉宿というキャラクター。
そして、新設された露天風呂付き客室やロビーのように、今風にアレンジされた、これからの温泉宿のトレンドを感じさせるキャラクター。
この新旧が一体化した雰囲気が面白い。

そして、忘れてならないのは、この宿の居心地の良さ。
時間が空けば、すぐに電話で予約をして、宿に到着したら気軽に寛げる和の宿というのが理屈抜きにいい。
首都圏からこれほどアクセスがよく、それでいて旅情気分を味あわせてくれる「湯さか荘」は、やはり旧・東海道沿いにあるせいか、江戸の昔も平成の今も、旅人に優しい空間を提供してくれているようだ。
(J/IZ)


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