月の花 梟(あうる) 神奈川県》箱根・仙石原温泉
■月の花 梟(あうる)
(ツキノハナ アウル)
TUKINOHANA OWL
〒250-0631
神奈川県足柄下郡箱根町仙石原956-8
TEL:0460-84-2234
▼貸切風呂の数DATA
貸切露天風呂+内風呂:1
貸切の内風呂:0
部屋付き露天風呂:2
部屋付き豪華内風呂:1

▼貸切風呂ココがPOINT!
月の花 梟(あうる)」には、男女別の大浴場はない。 露天風呂付きの貸切風呂が、その大浴場の役割を果たすのだ。 40分単位で利用でき、空いていれば自由に使えるようになっている。 広々とした内風呂と露天風呂は、大涌谷から引いている濁り湯となっていて、存分に温泉情緒を楽しめるはず。 このお風呂は終日利用できるが、露天風呂の使用は夜12時まで。 また、4つある客室の全てのお風呂にも、貸切風呂同様の大涌谷の濁り湯が、源泉100%かけ流しで注がれている。 この宿一番の広さ(130u)を誇る客室「香具夜」は贅沢な檜の湯舟。 大きな窓を開ければ仙石原の清々しい空気が入ってくる。リクライニングチェアも置かれており、湯上りも寛げそうだ。 また隣にはシャワーブースも備わっていた。 セミスイートルームとも言える客室は「月の雫」。その部屋のオープンデッキには露天風呂が備わっていた。 よく手入れされた庭園を眺めながらの入浴は贅沢な気分にさせてくれる。シャワーブースも完備している。 「七夜月」のお風呂も同様だが、デッキスペースが「月の雫」よりも狭くなっている。

▼画像集
貸切&客室露天風呂1
貸切&客室露天風呂2
施設&大浴場1
施設&大浴場2
客室
料理
お土産&その他

▼宿泊情報
【IN】15:00
【OUT】10:30
【通常料金】
\25,200〜(休前日+\1,050)
【カード使用】
【夕食】和洋の創作懐石
【朝食】和食
【部屋食】

▼貸切風呂情報
【貸切料金】
宿泊の場合無料(40分) 露天風呂付き貸切風呂「羽休め」
【利用時間】
15:00〜翌朝 9:30 ※宿泊客の休前日(繁忙日)の貸切:可
【貸切風呂の予約方法】
予約なし(先着順)

▼施設情報
【部屋数】
和1室(バストイレ付き1室)
和洋3室(バストイレ付き3室)(12名)
【駐車場】
6台
【施設】
ラウンジ

▼泉質・効能
【泉質】
酸性−カルシウム・マグネシウム−硫酸塩・塩化物泉 (旧泉質名:酸性−含塩化土類石膏泉)
【源泉の温度】
64.7℃
【湧出量】
-
【源泉の湧出状況】
温泉供給会社から買う源泉
【加水/循環ろ過】
●貸切風呂「羽休め」・・・内風呂は、大涌谷の造成温泉の源泉100%かけ流し。露天風呂は源泉かけ流しだが加水をしている。
●温泉風呂付き客室「香具夜」・・・大涌谷の造成温泉を源泉100%かけ流し。
●露天風呂付き客室「月の雫」「七夜月」・・・大涌谷の造成温泉を源泉100%かけ流し。
●大理石風呂付き客室「花の雫」・・・大涌谷の造成温泉を源泉100%かけ流し。
【加温】
あり
【消毒】
なし
【浴槽の掃除の回数】
1日1回
【入浴剤】
未使用
【効能】
大涌谷温泉・・・神経痛、筋肉痛、関節痛、五十肩、運動麻痺、関節のこわばり、うちみ、くじき、慢性消火器病、痔疾、冷え症、病後回復期、健康増進、慢性皮膚病、きりきず、やけど、動脈硬化症、虚弱児童、慢性婦人病
【湯の色】
大涌谷温泉・・・白濁
【飲用】
不可
【飲用の効能】
-
【におい/味】
硫黄臭

▼日帰り貸切情報
【料金】
-
【利用時間】
-
【食事付きプラン】


▼こだわり情報
【近くのコンビニ】
クルマで2分
【携帯アンテナ】
ドコモ(MOVA):
ドコモ(FOMA):3本
ソフトバンク:1本
au:2本
【冷蔵庫】
利用した分だけ申告(持ち込みのドリンクを入れるスペースあり)※ただし、ミネラルウォーター、ソフトドリンク類は無料
【その他情報】
シャンプー:◎
リンス:◎
リンスinシャンプー:×
ウォッシュトイレ:◎

▼CHECK!
「月の花 梟(あうる)」は、箱根・仙石原に2008年7月17日にオープンした。 宿名の「月の花」とは、「満月の夜にフクロウが羽ばたいた時、花が咲いたように見える」事から名付け、「梟(あうる)」は、以前に伊豆高原でご自身で営業していたペンション「アウルの森」から使用している。 「ふくろう」をモチーフにしたのは、オーナーのお母さんが病気になったり、お子さんが怪我をした時期が重なり、その頃から女将さんが縁起かつぎで「ふくろう」の絵や置物を集めだしたことに由来するらしい。 「ふくろう」は「福が来る」「不・苦労」ということから縁起ものとして人気があるとの事。 ペンションを開業する以前、オーナー加藤正仁さん(昭和33年生まれ)は、サラリーマンをしながら、料理が趣味だったという。30歳頃から、自分の家に訪れる人向けに、自分の手料理を振舞い、大好評だったという。 また、旅行が趣味だったため、よくホテルや旅館に宿泊していた。そんな中で、「自分が満足できる、料理の美味しい宿」に、なかなかめぐり会えなかったことから、自然と宿を経営することを考えるようになった。 しかし、加藤さんは当時、会計・財務のプロとして一線で活躍していたため、後任を見つけ育てるまでに相当な時間がかかったが、ようやく長年勤め上げた会社を辞めることができ、満を持して2005年3月に中古物件を借りてペンションを開業させたのだ。オーナー45歳の時だった。 当時のペンションは7室の規模で、宿泊料金も12,000〜18,000円ほどの価格帯で運営していた。 しかし宣伝不足のためか、開業して1年間は客足が伸びなかった。 ところが、2年目以降から徐々に客が増え始め、伊豆高原でも有数の繁盛宿の仲間入りを果たす。 オーナー加藤さんの作る料理に、ファンが付き始めたのだ。 連日のようにお客が入り始めると、今度は客室の方にも目が行くようになった。 やはり客観的に見ても、古い建物のため客室の見劣りは明らかだったからだ。改装を施しても大きく変化が見られないような建物だった。 そこで思い切って2008年に近くの土地400坪の更地を購入した。今度は新築で自分の思い通りの宿を造ろうと考えたわけだ。 そんな時、不動産業者から箱根にいい物件があるとの連絡が入る。 もともとオーナーは神奈川県の出身。しかもオーベルジュ発祥の地と言われる箱根で勝負してみたい・・・との気持ちもあった。 伊豆高原で土地を買ってしまった後だったので悩みに悩んだが、結局、無謀と思いながらも、数日後には、その箱根・仙石原の土地を購入することを決めてしまった。 以前は厚生年金の保養所だったところで、築年数は経っていたが、造りが頑強にできていたのが気に入ったのだ。敷地面積は700坪もあり、建物だけでなく緑に囲まれた環境も、ここで挑戦する決心を後押ししたようだ。 数千万円の改装費をもって、オープンデッキを新設、ダイニングや客室を大きくイメージを変えていった。 客室も6部屋の構成のところを4部屋とした。 そして2008年5月6日で伊豆高原「アウルの森」を3年あまりで閉じ、約2ヵ月後の2008年7月17日にここ箱根・仙石原に「月の花 梟(あうる)」として、新規オープンさせたのだ。 宿泊料金も、客室が広くなった分、伊豆高原時代よりも高めに設定したが、2005年にペンションを始めた頃とは違い、オープンと同時に人気を博するようになる。 それは、伊豆高原「アウルの森」時代のお客さんが来てくれたことにもよるが、オーナー料理長のさらなる料理の進化に、一度来たお客さんが、次々とリピーターになってくれた事が大きいようだ。 特に旅なれた中高年のご夫婦に、繰り返し来ていただけるようになったようだ。 伊豆高原時代は「大人の隠れ宿」と標榜しつつも、料理は別にして、ペンションの客室ということでのハード面に、若干のウィークポイントがあったのは確かだ。 ところが今度の「月の花 梟(あうる)」は、オーナー加藤氏の理想に近いステージがようやく用意されたような気がするのである。 オーナーの料理の原点は、前述のようにサラリーマン時代に、自宅に訪れた友人に振舞った「男の手料理」。 男の料理は一般的に、経済性など関係なく、どちらかといえば素材志向。 贅沢な食材を何かと集めて調理しようと考えてしまう傾向があるようだ。 この宿でも、「選りすぐりの黒毛和牛」「高品質のフォアグラ」「獲れたて新鮮の伊勢エビ」「極上のアワビ」・・・など、これだけの高級素材を当たり前のようにラインナップしている。 野球チームでもそうだ。いかに名選手を揃えようと、監督がリーダーシップを発揮して、まとめあげないと優勝には結びつかない。 料理も同じく、いかに高級素材、厳選素材を揃えようと、料理人の腕がないと話にならない。 加藤オーナーは、腕はもちろん申し分ないが、さらにそこには魂が込められている。だからうまい。 とことん「美味しい」を追求するから、加藤オーナーの「我流」の料理は、人を引き付ける。 誰が作っているかわからない料理ではなく、「月の花 梟」は加藤オーナーが作っている。 そこがやはり他の宿に大きく差を広げるアドバンテージとも言えなくもない。 「せっかくの旅行。料理が美味しくなくては、旅そのものがつまらなくなる。」・・・まさに加藤オーナーの実体験によるこの考え方は、さらに料理の美味しさを追求することになる。 夕食時の調理場を覗いてみた。ゲストが食べ終わったお皿が次々と返ってくる。驚く事にその皿には何も残っていない。食べ残しのない、きれいなお皿が返ってくるのだ。オーナーはそれが何よりも嬉しい。 それでも、オーナーは調理場がひと段落すると、ゲストのテーブルへ挨拶に出向く。 「お口に合いましたか?」ゲストはいつものように「本当に美味しかった。」と答える。 「私は自信がないから、ついついお客様に料理のコメントを聞きにいってしまうんですよ。」・・・と彼は謙遜するが、その細やかな心の持ち方が、この宿のポリシーに根付いているようだ。 これが連日のように続けられている。 そして翌日、そのゲストは次の宿泊を予約してチェックアウトする。 このような事はよくあることなのだという。実際、取材した当日もその光景をロビーで見ることができた。 まさに、この宿は、アウル教を名乗る教会のような気もしてきた。それほどの求心力があるということなのだ。 今風に言えば「月の花 梟」のリピーター客は、「アウラー」と言ってもいいだろう。 このような感じなので、オープンしたばかりのこの宿だが、すこぶる予約は取りにくいことは確かだ。 しかも月に数日は休館にするから、なおさらだ。 もともと6室あったものを、たった4室の構成にしたところを見ても、加藤夫妻の考え方が伝わってくる。 以前の伊豆高原のペンションは7室だったから、建物が大きくなっても4室にしてしまった。 売り上げ的なことを考えれば、これは非常識的な発想だが、「月の花 梟」は違うのだ。 「今の宿の体勢を考えれば、4室が限界。」と割り切って考えている。 「無理してお客をとっても、サービスがないがしろになっては、元も子もない。とにかく、来ていただけるお客様に集中してサービスをし、喜んでいただいて、また来ていただく。」事に全身全霊を注いでいるのだ。 最後にこの宿は「4室限定の宿」ではない。厳密に言うと「8名様限定の宿」なのだ。 つまり2名×4室=8名となるが、4室中、2部屋は定員4名なので、人数が8名を超えると、部屋が空いていても、その日の予約は打ちきってしまうというのも、この宿ならでは。 愚直なまでに「お客様本位」なのだ。 売り上げ重視に走らず、お客様重視のポリシーがこの宿を支えている。 これがある限り、この人気は、しばらく衰えるはずがない事を確信した。(J)

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